囲碁を始めたばかりの人からよく聞かれる悩みに、「いつゲームが終わるのかわからない」というものがあります。オセロであれば、打つ場所がなくなれば終わりということが誰の目にも明らかですが、囲碁の場合は盤面にまだ空いている場所があるのに「はい、これで終わりです」と告げられることがあり、初心者にとっては釈然としない「モヤモヤ」が残りがちです。
実は、囲碁の終わりを理解するためには、単にルールを知っているだけでは不十分です。ルールを理解した上で、「石の生き死に」という概念がわかり、さらに数手先に何が起きるかという「読み」ができて初めて、納得して終局(ゲーム終了)を迎えられます。
一般的な入門書や教室では、この部分を「境界線が決まったから終わりです」と簡略化して教えていることが多いのが実情です。しかし、身近に指導者がいない独学者の場合、この「終わり方のモヤモヤ」が原因で先に進めず、挫折してしまうケースも少なくありません。
この問題を解決するために、王銘琬(おう めいえん)九段が提唱しているのが「純碁(じゅんご)」です。純碁のルールは非常にシンプルで、終局のルールがオセロと同じくらい明確です。
終わらせ方: 二人が続けてパスをしたら終了。
勝敗の決め方: その時点で盤上にある「自分の石の数」を数え、多いほうが勝ち。
「空き地(陣地)を数えるのが囲碁ではないのか?」と思うかもしれませんが、実は純碁と従来の囲碁は、終わるタイミングと数え方が異なるだけで、ゲームの本質的な内容や勝敗の結果はほとんど変わりません。初心者から中級者のレベルであれば、その差を気にする必要がないほどです。
なぜ囲碁の終わり方はわかりにくいのか終局が明確な「純碁」のルール
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